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WMS-Rウエクスラー記憶検査

 ＷＭＳ−Ｒウエクスラー記憶検査は、国際的に最もよく使用されている総合的な記憶検査です。記憶のさまざまな側面を測定することができるので、痴呆を始めとする種々の疾患の記憶障害を評価するのに有効です。言語を使った問題と図形を使った問題で構成され、13の下位検査があります。「一般的記憶」と「注意/集中力」の2つの主要な指標、および「一般的記憶」を細分化した「言語性記憶」と「視覚性記憶」の指標が得られます。また、「遅延再生」指標も求めることができます。検査問題を原版に忠実に翻訳し、標準化も原版と同じように行ったので、海外の研究との比較が可能です。標準化の際には、すべての被験者にWAIS-Rを実施しデータを分析しましたので、知能との関係をみることができます。病院､大学、リハビリテーションセンター等で幅広く活用できます。

※　画像提供　日本文化科学社